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東国原宮崎知事 副知事選びで難局…持永氏が舞台裏明かす

 宮崎県の東国原(ひがしこくばる)英夫知事が、就任後初めての難局にぶち当たっている。素人知事にとって実務をつかさどる副知事は最重要人物。知事選で戦った元経済産業省課長の持永哲志氏(46)を起用する“奇手”は世論の批判を受けてドタキャンに。持永氏は9日記者会見し、知事が「複数の候補で検討中」と表明する一方で、持永氏の副知事就任を確約していた「舞台裏」を明らかにした。
 持永氏らによると、東国原知事が持永氏に「副知事就任」を持ちかけたのは、知事に就任した1月23日夜。宮崎市内のホテルで2人だけで会った。「県民総力戦で県を立て直したい」「経済活性化でマニフェストも似ている」「しがらみを絶つことを条件に受けてほしい」。熱っぽく話す知事に、持永氏は「英断だ」と思い、29日に受諾したという。知事と持永氏は会合や電話を10回近く重ね、8項目に及ぶマニフェストまで練り上げたという。
 東国原知事は、持永氏への打診が明らかになった後も、5日の記者会見などで「副知事は数人の候補で検討中」と持永氏との密約を隠し続けた。しかし、「しがらみのなさ」を強調して当選した知事が官僚出身で政党の支持を受けた持永氏を起用することに世論は反発した。
 打診が明らかになった3日からの3日間で、副知事問題で県に寄せられた県民の電話やファクス計69件のうち、持永氏の起用反対58件に対し、賛成8件だけ。ところが、5日の会見で東国原知事が「選択肢の1人」と慎重な考えを示したところ、翌6日には反対20件に賛成151件で大逆転した。周りに指示を受けながら電話をしてくる人もいて、職員は「誰かが組織的にやっているように感じた」という。
 東国原知事が持永氏へ断りの電話を入れたのは8日夜。「(世論の批判は)想定外で話が壊れた。賛成は消極的賛成だったが、反対はしがらみへの拒絶反応だった」などと説明したという。
 東国原知事は9日夜、県庁で記者団の取材に応じ「県民の反発は予想以上だった。持永氏とは強い約束はしていない。(持永氏が)『東京に家族があるので(プライベートの時間を)配慮してほしい』と言われ、引っかかった部分もある」と話した。【中尾祐児、船木敬太】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070210-00000003-maip-pol
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